{@ member.last_name @} {@ member.first_name @} 様
{@ member.active_points @}pt
×
Internet Explorerで
閲覧されている方へ

Internet Explorerに深刻なセキュリティ脆弱性が報告されているため、コルティーナでは動作環境対象外とさせていただきます。
安全にインターネットをご利用いただくために、Google Chromeの最新版をご利用ください。

Google Chromeを無料ダウンロード

フィンランドの若手ブランド kauniste


世界に誇るテキスタイル技術を有する北欧諸国。その鮮やかで大胆なデザインには世界広しとも、ここ北欧にしか出せない魅力や技術が詰まっています。そんな中、2008年創業の若手ブランドkauniste(カウニステ)に今回は注目。若手と言えど、そのデザイン性や品質の高さは、老舗ブランドに引けを取りません。着実にファンの数を増やし、ここ日本でも認知度がどんどん高くなってきました。
kaunisteというブランドをさらにたくさんの方に知ってもらいたい!その一心で、kaunisteの方にいろいろとお話しを伺いました。ぜひこの素敵な世界をどっぷり楽しんでいただけたらと思います。

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

kaunisteのはじまり


Kaunisteは2008年に、ヘルシンキ市内中心部のVallila(ヴァッリラ)地区に集まった、若き才能あるグラフィックデザイナーと、布地制作に関して豊富な知識を持つクラフトマンが協力して創設したファブリックブランド。ブランド設立時は、約20平米ほどの小さなスタジオが活動の拠点となったそう。今や世界に発信するファブリックブランドも、始めは小さなスタジオからスタートしたんですね。


そのスタジオで、北欧の伝統的な布地制作の技法であるシルクスクリーンプリントの捺染(なっせん)技術を試行錯誤重ねながら独自に学び、日々の生活をより楽しく、そして美しく彩ることのできるテキスタイル製品の制作を開始したそうです。
ただただデザインが良ければいい。きっとそれだけではモノづくりとして成り立たない。一見すると「かわいい生地~♪」と安易に感激してしまうのですが、その裏にはデザイナーやクラフトマンの積み重ねられたたくさんの努力や技術が基礎となっているのですね。

kaunisteが大切にしていること


ブランド名の一部となっているKaunis(カウニス)とは、フィンランド語で「美しい」を意味する言葉。kaunisteにとって「美しい」とは、ただ単に視覚的に美しければ良いというわけではありません。製品そのものが使い易く、機能性に優れていること、また北欧ならではの生活習慣や文化がきちんとその製品に反映されているかどうかを常に自問自答しながらものづくりを進めているのだそう。
その上で、kaunisteの製品が日々の暮らしの中の愛用品としてご利用いただけるよう、素材の選定からサイズや配色の決定まで、各製品のディテールに気を配ったタイムレスなデザインづくりを心がけているのだそうです。


kaunisteがつくるテキスタイル製品は、紡績から縫製に至るまで全てヨーロッパにおいて厳しく生産管理をされていて、ファブリックに関しては、環境保護と倫理的な観点から、OEKO-TEX基準を満たす生産工程を経て、環境と人体に有害性のない化学薬品を使用して製造されています。(OEKO-TEXとは、繊維製品の国際的安全基準を認定している協会)
とことん徹底したモノづくりをしていることがわかりますね。

kaunisteのこれから


北欧諸国の中でも特にフィンランドとスウェーデンは、歴史的に見てファブリックデザインに定評のある国でしたが、1980年代から1990年代にかけての不況のため多くのファブリックメーカーが倒産したことで、残念ながら現在では有名なファブリックメーカーというと、その数は片手で数えられる程度にまで減少してしまいました。


kaunisteは2008年発足の比較的新しいブランドですが、北欧に息づく素晴らしいファブリックデザインの伝統や技術を受け継ぎつつも、より現代的で斬新なデザインのアイデアを軸に、北欧の新たな才能と共に美しいテキスタイル製品を世界へ発信していきたいと考えているのだそう。そういった努力を重ねていくことで、いつの日かフィンランドだけでなく、世界の人々から愛される北欧を代表するファブリックメーカーへ成長できれば、と考えているのだそうですよ。
今は「若手ブランド」でも、この先老舗のひとつとして愛される日がくるのでは?と、たくさんのお話しをお伺いする中で強く感じ、私たちもなんだかワクワクしています。

フィンランドにあるkaunisteのショップについて


現在kaunisteの直営店は、ヘルシンキ市内に2店舗あります。本店となる一号店は、小規模のファッションブランドや感度の高い雑貨店が集中する「デザイン地区」と呼ばれるエリアにあります。
そして2016年にオープンした二号店は、ヘルシンキ市のランドマークとなるヘルシンキ大聖堂の前に位置しています。店内ではオリジナルのテキスタイル製品はもちろんですが、ローカルアーティストと共同制作したアクセサリー、そしてヨーロッパを中心にセレクトした生活用品なども併せて販売しているんだそうですよ!また季節に応じてウインドウディスプレイを変更したり、ワークショップ等も定期的に開催しているので、ヘルシンキへ訪れた際には、ぜひお店にも遊びに行きたいですね。

Kauniste ヘルシンキ大聖堂店
住所:Aleksanterinkatu 28, 00170 Helsinki
営業:火曜-金曜(11:00-18:00)土曜(11:00-16:00)
定休:日曜・月曜・祝日・年末年始

Sokeri(ソケリ)




ここからはkaunisteのテキスタイルデザインをご紹介します。まずは Hanna Konola(ハンナ・コノラ)がデザインしたSokeri(ソケリ)です。粒砂糖からインスピレーションを受けてデザインされました。無機質になりがちな幾何柄ですが、手描きの柔らかなラインや、少しくすんだブルーやピンク、そして優しいブラックのコントラストのおかげで、暖かな空気でいっぱいです。
北欧らしさもたっぷりで、この生地を使ったカーテンやテーブルクロスなど、インテリアにプラスするだけで、お部屋の雰囲気もガラリと変えてくれます。
製品として、ティータオルとクッションカバー、ファブリックパネルの取扱いもございます。

Sunnuntai(スヌンタイ)




こちらはSunnuntai(スンタイ)です。 Matti Pikkujamsa(マッティ・ピクヤムサ)がデザインした「日曜日」を意味するテキスタイルです。日曜日特有のゆっくりと流れる時間。穏やかで心地よくて、心の隅々まで晴れ渡るような、そんな気持ちがそのまま生地になったみたいですね。
kaunisteの中でも特に人気の高い生地の一つでもあります。時折限定色が発売されたりしますので、今後kaunisteを引っ張っていってくれる、アイコン的なテキスタイルになるのではないでしょうか。
クッションカバーとファブリックパネルの取扱いもございます◎

Mokkila(モッキラ)



  • 10cm切り売り生地
    生地切り売り


こちらはたくさんの家が描かれた生地、Mokkila(モッキラ)です。Bjorn Rune Lie(ビョーン・ルネ・リー)がデザインしました。
Mokkilaとは、森に囲まれた北国の伝統的な小さな集落のこと。そこでは夜遅くでも鍵をかける必要もないようです。それくらい隣近所とは密で、そして平和が広がっているんですね。たくさんの家が描かれているんですが、なんだか静寂が広がっていて、自然と調和した優しい世界を感じられます。
好きな部分をクローズアップして、ポーチやテーブルウェア類を作ってもいいですし、集落の世界観を楽しむのに、大きくカーテンなどにしても素敵ですよ。

Lauttasaari(ラウッタサーリ)



  • 10cm切り売り生地
    生地切り売り

  • クッションカバー
    クッションカバー


このLauttasaari(ラウッタサーリ)は、日本の絵本作家であるミロコマチコさんによるテキスタイルです。日本人も参加しているのはなんだかうれしいですね。
Lauttasaariは、2015年の夏、フィンランドのヘルシンキ郊外の離島、ラウッタサーリ島にミロコマチコさんが滞在した時、渡り鳥としてやってきたカオジロガンの群れを描いたもの。1羽1羽の行動も表情もさまざま。その躍動感溢れるタッチに、カオジロガンの力強い生き様を感じることができます。
ミロコマチコさんの独特のタッチはとても魅力的。動物の可愛さだけでなく、野生であること、自由であること、そんなことが伝わってきます。グリーンとグレー、それぞれ1色ずつしか使っていませんが、それでこそこのデザインが活き、素敵な作品になっていますね!

Potpourri(ポップリ)


生地切り売り


2016年のMatti Pikkujamsa(マッティ・ピクヤムサ)の作品、Potpourri(ポップリ)です。フランス語を語源とするドライフラワーを集めたポプリの花々が、自然の香りと雰囲気をそのままに、ロマンチックな空気を連れてきてくれます。流動的なタッチがドラマチックで、大人っぽい印象ですね◎
お部屋に取り入れると、適度なフェミニンさをプラスしてくれそう。生地は小さくカットして小物にしても、大きくカーテンやタペストリーなどに使っても、どちらでも楽しめるデザインになっています。 クッションカバーとティータオルも取り扱っていますよ。

Orvokki(オルヴォッキ)




kaunisteの最新作、2017年に発表されたOrvokki(オルヴォッキ)です。フィンランド出身のフリーランスデザイナー、Hannele Aijala(ハンネレ・アイヤラ)によって描かれました。色鮮やかなパンジーの花を大胆に描いていて、一輪ずつ異なる顔を持つパンジーの魅力を、テキスタイルパターンとして美しく表現しています。大小のたくさんのパンジーたちが今にも話し出しそうな、自由で楽しいデザイン。彼女の作品はどれも伸びやかでハッピーな魅力が詰まっています。
ブルーはハッキリとした鮮やかなコントラストなので、お部屋のワンポイントとなってくれます。イエローは柔らかな雰囲気で、お部屋にスッと馴染んでくれますよ。
クッションカバーとティータオルも取り扱っています。

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼



cortina 読みもの一覧ページ